西多昌規の名言

欧米人は人生のために休日を使い、
日本人は仕事のために休日を使う。

by 西多昌規

『休む技術』大和書房 (2017/9/7)より

出典元書籍:https://amzn.to/3Tv9gw2

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は精神科医の西多昌規さんの名言を
取り上げさせていただきました。

私事なのですが、
平日はいい感じに仕事も趣味も充実しているのですが
休日の過ごし方がいまいちぱっとせずに悩んでいました。

なのでアマゾンで休み方の本を片っ端から買って読んでいたのですが、
多くの本ではいかに休日を休んで仕事のパフォーマンスを上げるか
という点にフォーカスされており、
仕事のパフォーマンスを上げるのではなく、
休日の定義的なものが書かれているときに出会ったのが
西多昌規さんの『休む技術』という本でした。

正直、本文にはそれほど感銘を受けたところはなかったのですが、
「おわりに」でさりげなく、私にとっては衝撃的な一文があったのです。

それは「欧米人は人生のために休日を使い、
日本人は仕事のために休日を使う」という言葉。

仕事のために休日を使うのか、
休日のために仕事をするのかみたいな思想が多かった中で、
そもそも、仕事も休日も人生の一部分ということに気づかされました。

休日を大いに楽しんでいる方には何をいまさらという内容かもしれませんが
休日の過ごし方で悩んでいる人というのは、
休日をなんのために使ったらいいかという部分で悩んでいると思うのです。

仕事も休日も人生を構成する一要素。
そもそもどんな人生を送りたいのか、
そのために仕事も休日もあるという視点が
一周回って新鮮でした。

私は人生を幸せに大いに楽しみたい。
だったら仕事も休日も大いに幸せに楽しめばいい。
幸せに楽しめばいいという基準ができたことで
私はかなり楽になりました。

自分の人生に何を求めるかは人によって違うでしょうから、
自分が人生に求めるものが、仕事なり休日なりにあったらいい。
そう考えることで私はかなり休日の過ごし方がすっきりしました。

仕事のために休日があるわけではなく、
休日のために仕事があるわけでもない。
仕事も休日も人生のためにある。

西多昌規さんありがとうございます。
『休む技術』を読んで非常に学びがありました。

西多昌規のプロフィール

西多 昌規(にしだ まさき/1970年4月8日-)は、石川県羽咋市出身の精神科医著述家。早稲田大学スポーツ科学学術院准教授を務める人物であり、企業の精神科産業医としてメンタルヘルス問題にも取り組んでいる。東京医科歯科大学を卒業後、国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード大学医学部精神科研究員、東京医科歯科大学精神行動科学分野助教、自治医科大学精神医学教室講師、スタンフォード大学医学部睡眠・生体リズム研究所客員講師、早稲田大学スポーツ科学学術院准教授などを歴任。

参考文献・出典:Wikipedia(URL)

主な著作

  • 『リモート疲れとストレスを癒す「休む技術」』大和書房 (2021/8/12)
  • 『やめてもいいこと86 心の疲れをとる事典』朝日新聞出版 (2020/11/6)
  • 『自分の「異常性」に気づかない人たち: 病識と否認の心理』草思社; 単行本版 (2018/12/5)
  • 『科学的に「苦手意識」をなくす技術』パンダ・パブリッシング; 第2版 (2017/9/10)
  • 『休む技術』大和書房 (2017/9/7)
  • 『「欲」をコントロールする方法』文響社 (2017/2/1)
  • 『めんどくさくて、「なんだかやる気が出ない」がなくなる本』SBクリエイティブ (2016/8/31)
  • 『「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本 ~こころとからだをリセットする42の新習慣』大和書房 (2016/6/10)
  • 『「しがみつかない」人ほどうまくいく』PHP研究所 (2016/4/15)
  • 『職場にいる不機嫌な人たち』KADOKAWA (2016/4/15)
  • 『「引きずらない」人の習慣 怒り、悲しみ、不安のワナにハマらない』PHP研究所 (2016/1/27)
  • 『ぼんやり脳!』飛鳥新社 (2016/1/21)
  • 『感情に振り回されない技術~穏やかで前向きなこころを手に入れる44の習慣~』大和書房 (2015/11/6)
  • 『「器が小さい人」をやめる50の行動』草思社 (2015/8/4)
  • 『脳と体の疲れをとる仮眠術』青春出版社 (2014/10/2)
  • 『「器が小さい人」にならないための50の行動 脳科学が教えるベストな感情コントロール法』草思社 (2013/9/19)
  • 『「疲れない! 」技術』SBクリエイティブ (2013/8/20)
  • 『今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術』ダイヤモンド社 (2012/9/27)
  • 『「テンパらない」技術』PHP研究所 (2012/6/4)

西多昌規の著作一覧:https://amzn.to/3Qc3RqF

コラム化待ち名言

※旧サイト掲載分です。順番にコラム化していっています。

まじめな努力家は
自分に厳しい尊敬すべき人です

この厳しさが
自分を研ぎ澄ますと同時に
自分を傷つける刃に
なってしまうこともあります。

努力家は結果に対する
過度に高い要求水準を
持っています。

客観的に達成できそうにもない
目標を立てて
失敗に終わると
自分を責めてしまいがちです。

極端な責任転嫁は
もちろんいけません。

しかし、努力が結果に
なかなか結びつかず
自分を責めがちな人は

自分以外にも
うまくいかなかった原因が
少しはあるはずだ
と考えるほうが
気持ちが楽になります。

by 西多昌規

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