ジェローム・シュシャンの名言
外部環境に求めてはいけません。
根本的な失敗の原因は、
「内なる自分」にあります。
自分自身の内側を見つめ直すことによって、
改善点を発見することができ、
次なる成長につなげていけるのです。
by ジェローム・シュシャン
『最高の瞑想 (プレジデント2022年 9/16号)』プレジデント社 (2022/8/26)より
出典元書籍:https://amzn.to/3TJRnJR
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日はゴディバ ジャパンの社長、
ジェローム・シュシャンさんの名言を
取り上げさせていただきました。
何か問題があるとき、
その要因を外部要因に見出すことは簡単です。
経営がうまくいかないとき、
景気が悪いだの、立地がよくないなど、
外部要因はいくらでも出すことができます。
その外部要因を変えれるなら、
外部要因を出すことに意味もあるかもしれませんが、
多くの外部要因は変えることができないもの、
つまりコントロール不可のことが多いものです。
では成長する人たちはどんな視点を持っているかというと、
変えられない外部要因ではなく、
変えられる内部要因に焦点をあてます。
つまり、コントロール可能なところに注力するのです。
私はこの考え方と「それはボートの外のこと」
(著:チャーリー・ジョーンズ/キム・ドレン)という本で
初めて出会ったのですが、
コントロールできないことではなく、
コントロールできることに焦点をあてようという発想です。
外部要因であるコントロールできないことを
いくら考えていても一歩も前に進みません。
大事なのは自分で変えられる部分、
内部要因に焦点をあてることです。
ジェローム・シュシャンさんは
弓道にも精通しておられるのですが、
弓道では的を外したら、
それは自身の心の乱れであると考えるそうです。
もちろん、風や弓が劣化していたなどの
外部要因のせいにすることは簡単です。
しかし、自分の内部に改善できるところはなかったかを
常に問う。
その姿勢がゴディバ ジャパンの売上を
3倍にできた要因ではないかと思うのです。
何かうまくいかないとき、
外部要因のせいにするのは簡単ですが
それはコントロールできない範囲です。
そうではなく、自分を見つめ直し、
コントロール可能な自分に改善点を問う。
その姿勢が何事においても大事ではないでしょうか。
ジェローム・シュシャンのプロフィール
ジェローム・シュシャン(Jerome Chouchan/1961年-)は、フランス・パリ出身の実業家。チョコレートメーカーのゴディバ ジャパン株式会社の代表取締役社長を務める人物。HEC Paris経営大学院卒業。大学在学中に旅行で初来日し、以来、日本文化に興味を持つ。29歳で弓道を始める。フランス国立造幣局、ラコステ北アジアディレクター、LVMHグループ・ヘネシーのディレクター、リヤドロ
ジャパン代表取締役社長などを経て、2010年にゴディバ ジャパン株式会社の代表取締役社長に就任。「お客様にハピネスを届ける」という理念のもと、5年間で同社の売上を2倍、7年間で売上3倍を達成。2010年に国際弓道連盟理事に就任。
参考文献・出典:『働くことを楽しもう。 ゴディバ ジャパン社長の成功術』徳間書店 (2019/7/30)
主な著作
- 『働くことを楽しもう。 ゴディバ ジャパン社長の成功術』徳間書店 (2019/7/30)
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