和田秀樹の名言 第2集
縛られるな。
by 和田秀樹
『信じてはいけない!健康診断、医者、クスリ (プレジデント2022年 10/14号)』プレジデント社 (2022/9/22)より
出典元書籍:https://amzn.to/3UM4kDP
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は精神科医の和田秀樹さんの名言を
取り上げさせていただきました。
雑誌プレジデントに
和田秀樹さんと養老孟司さんの対談が掲載されていたのですが、
そこで一番印象に残ったのが
「高校までに習ったことに縛られるな」という和田秀樹さんの言葉でした。
アメリカやイギリスではそれまで習ったことを
大学でリセットする発想があると紹介されていたのですが、
情報をなんでもかんでも鵜呑みにしてしまいがちな日本人の原因が
そこにあると語られていました。
教科書に書いてあることなんて50年も経てば、
大きく変わります。
50年前の教科書を見てもらえばわかると思うのですが、
どれほど信頼できる情報があるのかということです。
とある方が「10年前の新聞を見てみるといい」と言っておられたのですが、
極端にいうと10年前の新聞なんて嘘の情報のオンパレードであり、
これからの世界はこうなる系の話なんてのはほとんどが的外れ、
日々、必死にみているニュースはどれほど信憑性に欠けるものかわかると思います。
ただ、これはニュースをないがしろにするなというメッセージではなく、
何事も鵜呑みにせず、自分の頭で考えなさいという
和田秀樹さんからのメッセージだと思うのです。
臨床をやっている人からすれば
「小太りの人の方が元気で長生き」という現実があるのに、
世間では「メタボは生活習慣病になるから良くない」という認識が一般的。
そんな現場の現実と教科書に書いてあることの乖離が、
健康というひとつのジャンルでもかなりあるとのこと。
健康診断なんて医者自体がそれほど受けていないことや、
乳がん治療の乳房全摘出の必要性のなさ、
お年寄りが胃がんで胃を切除すると栄養状態が悪くなるなど、
教科書に書いてあることとは違う現実が多くあり、
そんな現実を目にすることが多い医師だからこそ、
物事を疑って自分の頭で考えることの大切さを説いているのだと思います。
私も結構、色々な情報に触れて鵜呑みにしてしまいがちなので、
気をつけないといけないなと和田秀樹さんの言葉を聞いて思いました。
自戒の意味も含めて、物事を鵜呑みにせず、
自分の頭で考えることの必要性を教えていただきました。