中川いち朗の名言
ある判断が正解だったかどうかは、
判断を下した瞬間には決まっていません。
それを決めるのは、判断のあとの行動です。
つまり、決めたからには、必死に努力して、
強引にでも自ら成功させればいい。
by 中川いち朗
『松下幸之助 新・名言録 (プレジデント2022年 9/2号)』プレジデント社 (2022/8/12)より
出典元書籍:https://amzn.to/3VWEuO0
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日はシスコシステムズ社長の中川いち朗さんの名言を
取り上げさせていただきました。
日本アイ・ビー・エムで大きな成果を出され、
理事にまでのぼりつめた中川いち朗さんですが、
「もっと自分の力を試したい」との想いから、
日本ヒューレット・パッカードに転職されました。
しかし、当時の転職先であるHPのソフトウェア事業は、
未知の分野であり、困難も多かったそうです。
しかし、この転職が間違っていたという後悔だけはしたくないと、
奮起し、小さな成功体験を積み重ねていくうちに
すべては成功のための経験であり、
失敗自体を恐れなくなっていったとのこと。
我々はよく選択というものは、
その選択を瞬間に正解や不正解が決まっていると思いがちですが、
中川いち朗さん流の考え方をすれば、
選択が正しかったのか間違っていたのかは、
その後の行動で決まるということです。
松下幸之助さんは、
「60%の見通しと確信ができたなら、
その判断はおおむね妥当とみるべき」という言葉を残しておられ、
60%ぐらいの確信が持てるなら、
あとは実行することが大事と説いておられます。
もちろん、100%の確信が持てれば
それに越したことはないかもしれませんが、
人生において100%の自信が持てる決断など
そうそうできるものではありません。
60%の確信がもてたらよしとする。
そのあとは実行力でその決断を正解にするのだ。
というのはひとつの指針としてもっておくとよいのではないでしょうか。
中川いち朗のプロフィール
中川 いち郎(なかがわ いちろう/1962年-)は、東京都出身の実業家。シスコシステムズ代表執行役員社長を務める人物。1985年に慶応大学法学部を卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社。業界初のコンビニATMを生んだe-NETプロジェクトの営業リーダーを務めたほか、当時日本アイ・ビー・エムが注力していたソフトウエア事業の拡大を営業統括を担当し、2007年に日本アイ・ビー・エム理事に就任。2010年に日本ヒューレット・パッカード執行役員ソフトウエア事業責任者に就任。低迷していたソフトウエア事業を2ケタ成長させ、年間ベストカントリーアワードを受賞。2014年よりネットワーク関連機器世界最大手であるシスコシステムズ日本法人
専務執行役員に就任。2021年より現職。
参考文献・出典:『松下幸之助 新・名言録 (プレジデント2022年 9/2号)』プレジデント社 (2022/8/12)
主な著作
- 『一枚の紙で夢はかなう』かんき出版 (2018/2/24)
中川いち朗の著作一覧:https://amzn.to/3gU6py4