北康利の名言 第2集

社員に「この商品、どう思いますか?」
と聞いて多数決を取るカリスマ経営者はいません。

by 北康利

『松下幸之助 新・名言録 (プレジデント2022年 9/2号)』プレジデント社 (2022/8/12)より

出典元書籍:https://amzn.to/3VWEuO0

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は元銀行員で作家の北康利さんの名言を
取り上げさせていただきました。

多数決というと民主主義の正義というか、
皆の意見を反映させた意志決定のように思えますが、
経営においては多数決なんかで方向を決めてはいけない。
と北康利さんはおっしゃいます。

誰の言葉かは不明なのですが、
「全員が納得するようなビジネスは、
そもそも時代遅れである」という考え方があります。

多数決もこれに似ていて、
世間の多くが納得するようなサービスや商品は、
その時点で消費者の常識の範囲内であり、
消費者の期待の上を行っていることはほぼない。

消費者の期待の上を行けるのは、
現時点では多くの人が理解できないサービスなのです。

一台ムーブメントを巻き起こしたソニーのウォークマンも、
当時は反対の嵐だったそうです。
大方の意見は、「録音も再生もできて当たり前の時代に
再生しか出来ない機械なんて需要があるわけがない」というもの。
もちろん、それも一理あるかもしれませんが、
音楽を持ち運びできる世界というものを想像できたのは、
一握りの人だけでした。

多数決をとっていては、時代の最先端はいけませんし、
消費者の期待を超えることもできません。

自分が本当に今の世の中に必要と思うなら、
時には少数意見のまま押し通すことも必要なのです。

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