左近司祥子の名言

人間は、いつも有意義なことを
しなくちゃいけないと思い込んでいる。
だから悔やんでしまうのです。

by 左近司祥子

『人生後半の時間術 (プレジデント2022年 11/18号)』プレジデント社 (2022/10/28)より

出典元書籍:https://amzn.to/3U7auN5

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は学習院大学の名誉教授として知られる
哲学者の左近司祥子さんの名言を
取り上げさせていただきました。

かなりの猫好きでも知られる左近司祥子さんですが、
猫も人間も同じ時間を過ごしているのに、
猫の方はゆったりひっくり返って時間をつぶしている。
一方、人間というのは、ずいぶんせわしなく生きている。
日々、有意義にしなくちゃと後悔ばかりしている。

その違いはどこか、
左近司祥子さん流にいうと人間を苦しめる理由は、
人は神様でもないくせに、
昨日と今日と明日の自分を考えるからだそうです。

つまり、人は未来や過去に想いをめぐらし、
後悔し、悔やみ、焦る。

一方、猫は今しか見ていない。
今この時を感じ、楽しみ、遊ぶ。

もちろん、人間生活を送る上では、
過去を振り返り、未来に備えることは必要でしょう。
しかし、猫のように今を楽しむということも大事ではないでしょうか。

すべてを有意義にしようなんて考えるから、
そんなにあくせくするのであり、
もともと人生なんて無駄だらけ。
そう考えることが人生を楽に生きる秘訣ではないかと思うのです。

猫から学ぶ哲学者。
左近司祥子さんの言葉を聴いていると、
「もっと今を楽しみなさい」
そう言っているように感じました。

左近司祥子のプロフィール

左近司 祥子(さこんじ さちこ/1938年4月12日-)は、東京出身の哲学者、西洋古典学者、ギリシア哲学研究者。学習院大学の名誉教授を務める人物。父は中国哲学研究者の内野熊一郎(うちの くまいちろう)、母方の祖父は漢文学者でサッカー選手の内野台嶺(うちの
たいれい)、妹は音楽学者の内野允子(うちの のぶこ)。猫好きで知られる人物であり、多くの野良猫を保護し、自宅に猫を40匹以上飼っている。また猫に関する著作も多数。

参考文献・出典:Wikipedia(URL)

主な著作

  • 『初級者のためのギリシャ哲学の読み方・考え方』大和書房 (2017/10/12)
  • 『なぜねこは幸せに見えるの?─子どものための哲学のおはなし』講談社 (2012/4/18)
  • 『プロティノス「美について」』講談社 (2009/11/12)
  • 『西洋哲学の10冊』岩波書店 (2009/1/20)
  • 『面白いほどよくわかるギリシャ哲学―ソクラテス、プラトン、アリストテレス…現代に生き続ける古典哲学入門』日本文芸社 (2008/3/1)
  • 『哲学のことば』岩波書店 (2007/2/20)
  • 『ソクラテスになった猫』勉誠出版 (2005/9/15)
  • 『本当に生きるための哲学』岩波書店 (2004/6/16)
  • 『自分を知るための哲学―「私」を考え、「私」を変えて、「私」を幸せにするために』ナツメ社 (2003/12/1)
  • 『謎の哲学者ピュタゴラス』講談社 (2003/10/1)
  • 『悪なんて知らないと猫は言う―悪とヒトの優雅な哲学』講談社 (2001/9/1)
  • 『哲学するネコ―文学部哲学科教授と25匹のネコの物語』小学館 (1998/5/1)
  • 『はじめての哲学』北樹出版 (1989/4/1)

左近司祥子の著作一覧:https://amzn.to/3EKSaDJ

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