中尾ミエの名言
だって生き方も個性も違うんだもん。
by 中尾ミエ
『人生後半の時間術 (プレジデント2022年 11/18号)』プレジデント社 (2022/10/28)より
出典元書籍:https://amzn.to/3U7auN5
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は女優で歌手の中尾ミエさんの名言を
取り上げさせていただきました。
中尾ミエさんが70代に入って感じたこと。
それが「誰かと比べたってしょうがない」ということだそうです。
若いうちは、立身出世を考え、
他人と自分を切磋琢磨していくというのも大事かもしれませんが、
人生も終盤になってくると、人生の終わりも見えてきて、
他人と比べていてもしょうがないなという気持ちになってくるそうです。
比べるのはせいぜい60代までと中尾ミエさんは、
述べておられたのですが、
美しさ、資産、役職、そんなものは人生の後半では、
なんの役にも立たないとのこと。
人生の終わりになって大事なのは、
あるがままの自分の受け入れ、
人生を楽しむこと。
このことに多くの人は晩年になってから気がつくそうです。
だけど、それは人生を後悔するものでもないと思うのです。
こんなもののために必死に頑張っていたのかと、
肩の荷がおりるような、そんな感覚。
哲学者の岡本裕一郎さんが面白いことを言っていたのですが、
それは「後悔は悪いことではなく、人間に与えられた面白さ」という言葉。
一瞬、意味がわからなかったのですが、
勝手に解釈すると、後悔というものは、
過去を悔やむ一方で、そんな過去を受け入れるということでもある。
そしてそんな過去を笑いながら、人生に満足する。
そんな過程であるように思うのです。
誰しも人生に後悔のひとつやふたつあると思うのですが、
人生の終盤における後悔というものは、
自分の人生を振り返り、受け入れ、笑うためにあるのではないでしょうか。
若い時は大いに他人と比べ、悩み、自己研鑽に励めばいいと思います。
人生に終盤になれば、必要なものがどんどん少なくなっていくので、
若い時に必要だったものが何もいらなくなってくる。
そのときに、こんなもののためによく頑張ってきたなと
自分を労わってあげる。そんな時期がいずれ誰しもに訪れる。
青年期には青年期の、老年期には老年期の楽しみがあるとも言いますが、
老年期の楽しみというのは、何も必要がなくなって
何も求める必要がなくなり、真の意味で自由になれることではないでしょうか。
そんな自由なときに、何を楽しみ、何を味わうのか。
それが人生の後半に訪れる後悔という名の面白さなのかもしれません。
中尾ミエのプロフィール
中尾ミエ(なかお ミエ/1946年6月6日-)は、福岡県小倉市出身の女優、歌手。本名は「中尾 美禰子」(なかお みねこ)。東京学芸大学付属中学校時代にスカウトされ、ジャズミュージシャン「平岡精二」に師事。園まり・伊東ゆかりらと「スパーク3人娘」を結成し、クレージーキャッツ主演の『シャボン玉ホリデー』などに出演。アメリカンポップス系のサウンドや高い歌唱力でも人気を博す。ソロでもコニー・フランシスの「Pretty
Little Baby」の日本語カバー「可愛いベイビー」でミリオンヒットを記録し、一躍スター歌手として注目を集めた。その後は、トーク番組の司会などを数多く務めたほか、女優として数々の映画やドラマに出演している。
参考文献・出典:Wikipedia(URL)
主な著作
- 『76歳。今日も良日 年をとるほど楽しくなる70代の心得帖』アスコム (2022/10/26)
- 『人生もっともっと楽しまなくちゃ』宝島社 (2022/7/21)
- 『60歳すぎたらやめて幸せになれる100のこと』宝島社 (2021/10/28)
- 『可愛いBaーBa』法研 (2008/4/1)
- 『ミエと良子のおしゃべり泥棒』主婦の友社 (1981/9/1)
中尾ミエの著作一覧:https://amzn.to/3VJ9sIZ
コラム化待ち名言
※旧サイト掲載分です。順番にコラム化していっています。
誰でも限られていますよね。
六十歳を過ぎると、
それが切実に迫ってくる。
だから、やりたいことがあったら、
「いつか」とか「そのうち」
なんてことは言っていられないの。
by 中尾ミエ
自分なりの意義や意味を
そこに見つけると
いいんじゃないかしら。
健康に役立てるとか、
友人を作るとか、生きがいにするとか、
何だっていい。
目標ができると、
張り合いがあるでしょ。
by 中尾ミエ
なんてありえないわけだし、
変化することを恐れず、
むしろ楽しまないとね。
by 中尾ミエ
必要でもあるけれど、
不思議なことに、
お金が介在しないと、
持っている力以上の力を
発揮する人も多い。
反対に、お金が介在すると、
発揮する力に制限をつけることが多い。
私の給料は三十万円だから、
その分だけ働けばいいや、
といったようにね。
そうした意味では、
お金というのは、
人の純粋な心を
どこか濁らせてしまう部分も
あるかもしれない。
by 中尾ミエ
不満はどこまでいっても、
解消しないわよ。
増えたら増えたで、
もっと欲しくなる。
それよりも、
自分の技術や知識、
能力を磨いた方が充実感が得られるし、
人生、ずっと楽しくなる。
お金はその結果として、
ついてくるものじゃないかしら。
それはどの仕事でも
同じだと思うわ。
by 中尾ミエ