浅野史郎の名言 第2集
できる理屈を1つでも探しなさい。
by 浅野史郎
『明日の障害福祉のために―優生思想を乗り越えて―』ぶどう社 (2018/10/10)より
出典元書籍:https://amzn.to/3FF017N
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は元宮城県知事の浅野史郎さんの名言を
取り上げさせていただきました。
この言葉は、障害基礎年金創設の際に検討チームのトップにおられた
正木馨審議官がいつも語っていた言葉だそうで、
浅野史郎さんの著書『明日の障害福祉のために』で紹介されていました。
物事を進めていくとき、
出来ない理由は100でも200でも
人間は思いつくことが出来る生き物です。
でも私たちの頭は出来ない理由を考えるためだけにあるのではありません。
どうすればできるかを考えるためにあるのです。
知事としてその手腕が評価されている浅野史郎さんですが、
その秘訣は常に出来ない理由ではなく、
出来る理由を考える姿勢にあったのではないかと思うのです。
人間とは頭のいい生き物で、言い訳や出来ない理由探しは超得意。
何かをやらないもっともらしい合理的な理由をいくらでも作り出すことができる。
だけど、やらない理由をいくら出せても
それは「やらない」という判断を下すときには便利ですが、
何かをやる時には邪魔にしかならない。
もちろんリスク管理の視点から、出来ない理由を考えることも大切ですが、
忘れたくないのは、出来る理屈を探すという姿勢です。
浅野史郎さんの著書を読ませていただき、
主に福祉業界で活躍されたその日々が、
常にできる理屈を探す日々であったことを感じました。