河合隼雄の名言 第4集
インタープリット(解釈)する必要はない。
by 河合隼雄
『こころと脳の対話』新潮社 (2011/6/26)より
出典元書籍:https://amzn.to/3hHTpfH
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は心理学者の河合隼雄さんの名言を
取り上げさせていただきました。
難しい用語が入っていますが、
世の中の人は、とにかく言語化したがる、
解釈したがるという河合隼雄先生の嘆きです。
箱庭療法について述べた言葉なのですが、
私は人生にも当てはまるな~と感じました。
人生とは一体なんなのかと考えることは、
誰しもしたことがあると思うのですが、
我々の役目は人生を解釈することではない。
我々が生きているのは人生を味わうためである。
こう考えると非常に納得がいったのです。
有意義な休日の過ごし方なども考えたことがあるのですが、
いかに生産的に、効率よく、有意義な休日を過ごせるかを考えていると
とうてい有意義な休日にはたどりつけないでしょう。
有意義な休日とは、いかに休日を味わうかにあるからです。
そこには難しい方程式やスキルなど一切いらず、
ただ、いまというこの瞬間を味わえばよい。
人生をいかに生きるか。
この問いに対するひとつの答えは、
「思う存分味わえばよい」ということになるでしょう。
この「味わう」という単語がキラーフレーズで、
何に対しても論理的な解釈をしてしまう人ほど
なおざりにしている行為ではないでしょうか。
いまというこの瞬間を味わう。
それこそが人生の醍醐味なのかもしれません。