小池一夫の名言 第6集
自分自身が「不完全」なのだから。
by 小池一夫
『ふりまわされない。 小池一夫の心をラクにする300の言葉』ポプラ社 (2016/12/8)より
出典元書籍:https://amzn.to/3wfCBjI
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は作家の小池一夫さんの名言を
取り上げさせていただきました。
小池一夫さんの『ふりまわされない』(ポプラ社)を読ませていただいたのですが、
一番心に響いたのがこの言葉、
『他人に「完全」を求めないこと。
自分自身が「不完全」なのだから。』でした。
私が社会人になって直面した壁は「正解」がなくなってしまったことでした。
学生時代は明確な答えがあって、〇か×がつけられていた。
先生が言うことが正しくて、100点をとるのが正義。
そう思って生きてきたのですが、社会人になると正解なんてなくなる。
上司のやり方も上司が変われば変わるし、
なんでそんなポイントで怒るの!?ということが多発。
会社という組織の中で様々な価値観の人と働くというのは、
本当に人間の勉強になるなと実感したものです。
そんないろいろな価値観の人と一緒に働くときにもっておきたい考え方が、
他人に「完全」を求めないことです。
完全とはつまり、やることなすことすべて正しく、ミスなんていっさいしない。
すべての価値観を受け止めてくれて、他人を一切傷つけない。
書いていてそんなことありえないだろうと思ったのですが、
やっぱりそんなことはありえないでしょう。
ほとんどの場合、その逆で、間違いを犯しまくり、
他人の価値観を受け入れなくて葛藤し、他人を大いに傷つける。
そんな人同士が一緒に働くのですから、それは毎日がトラブルの連続。
そんなときに立ち返りたいのが、
他人に「完全」を求めないこと。
他人に完全なんて求めるのは前提が違う。
間違いを犯しまくるのが人間です。
そんな人間同士がなんとかひとつの目標に向かって進んでいく。
それが会社というもの。
それともう一つ大事なのが、自分にも完全を求めないこと。
自分だって不完全な人間なのですから、自分が間違ったときに自分を責めないことです。
完璧な人間なんていない。傷つかない人間なんていない。
人間とは間違う生き物であるという前提で、
他人にも自分にも接していきたいものです。