茂木健一郎の名言 第3集

松下幸之助の求める「自分は運がいい」と言う人は、
つまりは、周辺が見えていて、
機を見るに敏で、進むべきときは進み、
退くべきときは退く人のことを言うのだろう。
すべてが自分の実力、手柄だという人はかえってあやうい。

by 茂木健一郎

『運を上げる習慣 (プレジデント2023年 2/3号)』プレジデント社 (2023/1/13)より

出典元書籍:https://amzn.to/3XVaP7P

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は脳科学者の茂木健一郎さんの名言を
取り上げさせていただきました。

上記の言葉は、松下電器産業(パナソニック)を創業した松下幸之助さんが
面接で「君は運がいいのか?」と聞き、「運がいい」と答えた人だけ採用したという逸話についての
茂木健一郎さんの見解です。

「運がいい」というのは、周囲の状況をよく見れていて、
他人へのリスペクト&感謝があるということを意味している。
そういうところを松下幸之助さんは見ていたのではないかという仮説です。

「運がよかっただけです」と成功した多くの方が語っていますが、
それはただ謙虚にふるまっているだけではなく、
自分だけの力で世の中は動かせないことを知っているからこそ、
周囲の状況をよく観察して、周囲の力を借りた。
それを「運がよかった」と表現しているだけというのですね。

「運」とは何か。それは周囲の状況を観察する能力である。
そして、周囲の環境を上手に現在に活かす能力である。
それが「運がいい」が意味する本来の意味ではないか。
そんなことを茂木健一郎さんの見解から学ばせていただきました。

私は「運が悪い」というのは、
周囲の状況を観察する能力を鍛えられていないだけとも捉えられます。
周囲の状況を観察して、
進むべきときは進み、退くべきときは退く。
これが「運がよい人」の生き方なのではないでしょうか。

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