金子勝の名言
どれだけ捨てられるか。
今は、それが問われる時代でもあるんです。
by 金子勝
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は経済学者の金子勝さんの名言を
取り上げさせていただきました。
リニューアル前のブログで紹介していた言葉なのですが、
今、振り返って考えてみると、
経済が右肩上がりで、給料も同じ仕事をしているだけで上がっていく。
そんな時代はみんなと同じことをしているだけでよかった。
つまり、平均を取れれば、右肩上がりであがっていけた時代だったのです。
ですが、少子化で経済が停滞し、さもすれば右肩下がりの時代は、
平均をとってしまうと経済と同じように右肩下がりで下がっていってしまう。
今の時代は「みんなと同じ」は、安全ではなく、
危険な時代ともいえるのです。
「みんなと同じ」が危険だとすると、
他人と違うことが武器になります。
他人と違うようにするには、どうしたらよいか。
私は元から人は全員違うのだから、みんなと合わせるために持っていた
余計な荷物をおろすだけでよいと考えます。
自分がどの道に進みたくて、何をしたいのか。
それに必要のないものはすべて捨ててしまえばよいということです。
話題についていけなくなるからと話題のドラマやアニメをみる。
私もこれを結構やっていたのですが、
自分の人生に本当にその工程は必要かどうかを自分に問う。
今まで自分を平均にするためにとっていた行動を捨てていく。
この作業がこれからの時代はとても大切な作業になっていくと思うのです。
これからは平均の時代ではなく、個性の時代です。
周りに合わせるためにやっていた、平均になるためだけにやっていた行動は捨てる必要があります。
もう平均にならなくてよいのです。
平均は安全から危険に変わりました。
みんなと同じで安心するのが日本人の特徴ですが、
その思想はこれからの時代にはお荷物になることも多いと肝に銘じておくべきでしょう。
平均をとるために生きるのではなく、
自分だけの人生を生きるために行動しましょう。
金子勝のプロフィール
金子勝(かねこ まさる/1952年6月25日-)は、東京都出身の経済学者。立教大学大学院経済学研究科特任教授や慶應義塾大学名誉教授を務める人物であり、マルクス経済学、制度経済学、財政学、地方財政論などを専門にしている。東京大学経済学部卒業。社会学者の稲葉振一郎には、朝日新聞社の論座で「マルクス経済学出自の論客としては実に久々の大物」と称された。
参考文献・出典:Wikipedia(URL)
主な著作
- 『イギリス近代と自由主義 近代の鏡は乱反射する』筑摩書房 (2023/1/30)
- 『現代カタストロフ論: 経済と生命の周期を解き明かす』岩波書店 (2022/12/22)
- 『日本国憲法と鈴木安蔵: 日本国憲法の間接的起草者の肖像』八朔社 (2022/8/23)
- 『人を救えない国 安倍・菅政権で失われた経済を取り戻す』朝日新聞出版 (2021/2/12)
- 『メガ・リスク時代の「日本再生」戦略 「分散革命ニューディール」という希望』筑摩書房 (2020/9/17)
- 『日本のオルタナティブ: 壊れた社会を再生させる18の提言』岩波書店 (2020/3/6)
- 『平成経済 衰退の本質』岩波書店 (2019/4/20)
- 『悩みいろいろ 人生に効く物語50』岩波書店 (2016/12/21)
- 『負けない人たち』自由国民社 (2016/9/8)
- 『日本病 長期衰退のダイナミクス』岩波書店 (2016/1/21)
- 『資本主義の克服 「共有論」で社会を変える』集英社 (2015/3/17)
- 『儲かる農業論 エネルギー兼業農家のすすめ』集英社 (2014/10/17)
- 『原発は火力より高い』岩波書店 (2013/8/3)
- 『失われた30年 逆転への最後の提言』NHK出版 (2012/6/7)
- 『原発は不良債権である』岩波書店 (2012/5/10)
- 『新興衰退国ニッポン』講談社 (2010/6/12)
- 『新・反グローバリズム 金融資本主義を超えて』岩波書店 (2010/1/16)
- 『誰が日本経済を腐らせたか』角川書店; 増補版 (2005/4/23)
- 『市場 (思考のフロンティア)』岩波書店 (1999/10/22)
- 『反経済学―市場主義的リベラリズムの限界』新書館 (1999/2/25)
- 『市場と制度の政治経済学』東京大学出版会 (1997/9/1)
金子勝の著作一覧:https://amzn.to/3RNRF1Q