松田ゆたかの名言

死はある意味、その人の生き方の決算に過ぎません。
死に方がどうであるかというよりも、
どんな生き方をしてきたのか。
そちらの方が、本当は大きな問題であると思うのです。

by 松田ゆたか

『ひとりが楽しい 人生戦略 (プレジデント2023年 3/3号)』プレジデント社 (2023/2/10)より

出典元書籍:https://amzn.to/40VgLQE

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は医師の松田ゆたかさんの名言を
取り上げさせていただきました。

近年、孤独死というものが問題提起されていますが、
松田ゆたかさんは、死に方よりも生き方の方が大事ではないか?
そう世間に問いかけています。

一人で亡くなるのが問題なのではなく、
一人でどう生きるのか。それを考えた方がよいと。
いずれ、子供が一人立ちをし、パートナーが亡くなる。
そうやって一人きりの時間がたくさん生まれるようになったときに、
どう生きるのか。どうやって人生を楽しむのか。それを考えた方がよいと。

現代仏教僧の松本紹圭さんは、
「自立とは、依存しなくなることではなく、
依存先を増やしておくこと」と語っていたのですが、
子供やパートナー以外のつながりをたくさん作っておくこと。
これこそが現代の自立であるというのです。

私もパートナー以外のつながりがどれくらいあるのかなと整理してみたところ、
職場の友人、職場以外の友人、ゲーム上の友人ぐらいはありました。
子供やパートナーがいなくてもたくさんの依存先を作っておく。
一人で死ぬのを怖がる必要はまったくなく、
多くのつながりをもって生きる方法を模索すること。
つまり、心を許せる居場所をたくさん作っておくことが、
生きていく上では大事ではないでしょうか。

松田ゆたかのプロフィール

松田 ゆたか(まつだ ゆたか/1956年-)は、福岡県出身の医師。専門は心療内科、婦人科。1980年に北海道大学文学部を卒業後、翻訳・通訳業に十数年従事した後、千葉大学医学部に入学。1999年に千葉大学医学部を卒業。勤務医を経て、2007年に小さな診療所を東京都内に開設。医業のかたわら、気ままに文章を書いて自分のサイト「Café
lisant」 (カフェ・リザン) に掲載している。

参考文献・出典:『事物の力 Force des choses』幻冬舎 (2018/1/11)

主な著作

  • 『事物の力 Force des choses』幻冬舎 (2018/1/11)
  • 『孤独死ガイド』幻冬舎(2017/4/25)

松田ゆたかの著作一覧:https://amzn.to/3lKMEvb

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