河崎なつの名言
下をむいていらっしゃい。
風がすぎたら顔をあげなさいよ。
by 河崎なつ
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は女性解放運動家の河崎なつさんの名言を
取り上げさせていただきました。
人生誰しも、つらく、うまくいかず、
どうしようもないときというのがあると思うのです。
そういう嵐のときは、下をむいておけばよい。
どうしようもない中を、どうしようもなく過ごす。
そんな下を向いた時期があってよいと河崎なつさんは語ります。
女性差別が今よりももっとひどかった時代、
下を向くしかなかった時代かもしれません。
でも、それはあくまで嵐なんだと捉える。
嵐はいずれ収まり、上を向いて歩ける時代がくる。
そう思ったからこその河崎なつさんの活動でしょう。
我々にも下を向くしかないときがあるかもしれない。
だけどそれは、嵐が通り過ぎるのをじっと待っているだけ。
冬が過ぎれば、春がくる。
そんな希望があるからこそ、人は生きていける。
「大嵐の吹くときは、
下をむいていらっしゃい。
風がすぎたら顔をあげなさいよ」という河崎なつさんの言葉は、
希望を捨てちゃいけないというエールのように思うのです。
嵐のときは、この苦しみが一生続くかのように思いますが、
そんなことはありません。
きっと穏やかな春がやってきます。
いま、厳しい嵐の時期を過ごしている方は、
きっと希望はあるんだということを信じて、
ぐっとこらえて下を向く。ただそれだけでよいのです。
それは嵐に耐える立派な戦いです。
嵐が収まって、春が来たら、
顔をあげて歩いていけばよい。
希望はきっとあると信じて下を向きましょう。
河崎なつのプロフィール
河崎なつ(かわさき なつ/1889年6月25日-1966年11月16日)は、奈良県五條市出身の政治家、女性解放運動家、評論家、教師。第二次世界大戦後に日本社会党議員を務めた人物であり、女性差別や働く母親の権利などをはじめとした女性の問題について尽力。五條市立五條小学校の教師を務めていた時期もあり、西村伊作、与謝野夫婦(与謝野鉄幹、与謝野晶子)らと共に文化学院の創立にも携わっている。
参考文献・出典:Wikipedia(URL)
主な著作
- 『女性のみた近代 007 新女性読本』ゆまに書房 (2000/6/1)
- 『新女性読本』文藝春秋社 (1933/1/1)
- 『職業婦人を志す人のために』現人社 (1932/1/1)
- 『現代婦人百科』育生社 (1914/1/1)
- 『母親がかわれば社会がかわる―河崎なつ伝』
河崎なつの著作一覧:https://amzn.to/3ShOj7E