ラス・ハリスの名言 第3集

心を開くというのは、
それを好きになる、あるいは承認するということではない。
ただ心の中に存在することを許してやる、
それの居場所を作ってやるだけだ。
それと戦ったり、抑えつけたり、それから逃げようとして
時間とエネルギーを無駄にする必要はないのだ。

by ラス・ハリス

『相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係』筑摩書房 (2019/5/24)より

出典元書籍:https://amzn.to/3lSsZt5

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は心理療法士のラス・ハリスさんの名言を
取り上げさせていただきました。

上記の言葉は受容(アクセプタンス)についての言葉なのですが、
人や物事を受け入れるとは、どういうことか。
それは「好きになる」や「承認する」ということではなく、
その人や物事が存在する居場所を作ってあげるだけでよいとのこと。

正直、私はこの考え方に胸を打たれたのですが、
他人を受容するというのは(受け入れるためには)、
相手を好きにならなければいけないと思っていました。

しかし、受容という観点から言えば、
存在することを認めてあげるだけでいい。

ラス・ハリスさんは「居場所を作ってやるだけ」と表現されていますが、
人間関係において非常に重要な視点ではないでしょうか。

私も苦手な人がいるのですが、
好きにならなきゃと必死に良いところを探そうとしたりしましたが、
その人と話していると身体が拒否反応が出てしまう。

そんな時に大事なのは、相手を好きになるといった能力ではなく、
相手を受容するアクセプタンスという能力です。

嫌いな人は嫌いなままでよいし、苦手な人は苦手なままでいい。
ただし、相手の存在を否定してはいけない。
相手が生きていることは無条件に認める。
攻撃する必要もないし、戦う必要もない。ただ認める。

私はすべての人を愛せるようになるのが夢なのですが、
この「受容」というのがキーポイントになりそうです。

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