松下耕太郎の名言

大学病院では、患者さんが亡くなることは
「医療の敗北」と考えられていました。
しかし隠岐はお年寄りが多いので、
亡くなることも含めた医療となります。
ご家族は「大往生だった。先生ありがとう」と言ってくれます。
死は敗北ではなく、ある種の到達点だと思うようになりました。

by 松下耕太郎

『ひとりが楽しい 人生戦略 (プレジデント2023年 3/3号)』プレジデント社 (2023/2/10)より

出典元書籍:https://amzn.to/40VgLQE

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は隠岐の島の診療所に勤務する医師
の松下耕太郎さんの名言を取り上げさせていただきました。

大学病院では患者さんが亡くなることを「敗北」と捉えていたそうですが、
死が前提にある隠岐の診療所で医療を続けるうちに
死は「到達点」と思えるようになった。そう松下耕太郎さんは語ります。

もちろん、助けられる命は助けるというのは前提だと思うのですが、
いかに死と寄り添うか。そちらの方が隠岐では大事だそうです。

この考え方はあらゆるところに共通するような気がしていて、
たとえば、目標に辿り着けなかったら「敗北」、
このような考え方を私ならしそうなのですが、
松下耕太郎さんの考え方を聞いて、目標に辿り着けなくても、
それはそれで一つの到着点と考えることができるのではないでしょうか。

物事を勝ったか、負けたかの0・100で判断するのではなく、
勝負には負けたがそれで辿り着けた境地もあった。
これもまた自分の人生だと受け入れる。
そんな勝敗思考ではなく、到着点思考も大事なのかなと思います。

今、みなさんが目指されている目標が叶おうが叶わなまいが、
あなたの価値は変わりません。
どこに辿り着いたかという違いがあるだけです。

どこに辿り着いたとしても、
それはあなただけの人生。
大いに味わい、楽しもうではありませんか。

松下耕太郎のプロフィール

松下 耕太郎(まつした こうたろう)は、隠岐の島の診療所に勤務する医師。香川医科大学(現:香川大学医学部)を卒業後、大学付属病院や広島市の病院で外科医として経験を積み、50歳のときに隠岐の島の診療所に赴任。ランニングを趣味としており、各地のマラソン大会に参加している。

参考文献・出典:『ひとりが楽しい 人生戦略 (プレジデント2023年 3/3号)』プレジデント社 (2023/2/10)

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