トッド・カシュダンの名言
それらと闘って打ちのめさねばと思う必要はない。
不愉快な気分は、どこかで流れているラジオ音楽のようなものだと考えればいい。
いつも流れているが、それにどれくらい注意を払うかは、自分が決めることだ。
by トッド・カシュダン
『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』草思社 (2015/6/20)より
出典元書籍:https://amzn.to/3ZMDRaR
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日はジョージ・メイソン大学教授
のトッド・カシュダンさんの名言を取り上げさせていただきました。
トッド・カシュダンさんの著書である
『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』を読ませていただいたのですが、
要約するとすべての感情に意味があり、
特にネガティブな感情を敵視する必要はないとのことでした。
ネガティブな気持ちがなかったら、
人間はリスク回避能力が著しく低下し、
危険を避けることができなくなる。
だからネガティブな気持ちというのも非常に大事。
ただし、その声にどれくらい注意を払うかは自分で決めればいい。
そうトッド・カシュダンさんは語ります。
個人的には、ネガティブな感情にも意味があり、
それを敵視する必要がないという部分だけでも
本書を読んだ価値はあったなと思ったのですが、
ネガティブな感情というのも、
人間が生き延びるために身につけてきた大事な感情であると捉えるだけで、
自身のネガティブな感情との付き合い方も変わってくるのではないでしょうか。
また「それにどれくらい注意を払うかは、自分が決めることだ」という部分も興味深く、
たとえば、怒りの感情が湧いたからと言って怒る必要はないんです。
ああ、いま怒りの感情が湧いているなと自分を客観視し、観察できれば、
感情にのみ込まれることなく、自分の感情と付き合えます。
現実的に考えて、いまの自分の感情とどう付き合うべきか。
そんな観察能力、客観視能力が自身の感情と付き合う際には大事なことを学ばせていただきました。
トッド・カシュダンのプロフィール
トッド・カシュダン(Todd B. Kashdan)は、ジョージ・メイソン大学教授、同校ウェルビーイング促進センター上級研究員、オーストラリア・カソリック大学ポジティブ心理学・ 教育研究所上級研究員などを務める人物であり、パーソナリティ、ウェルビーイング、人間関係などの分野を専門とし、その研究は高く評価されている。
参考文献・出典:『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』草思社 (2015/6/20)
主な著作
- 『ネガティブな感情が成功を呼ぶ』草思社 (2015/6/20)
- 『頭のいい人が「脳のため」に毎日していること』三笠書房 (2010/4/24)
トッド・カシュダンの著作一覧:https://amzn.to/3ZAJ4CE