神林照雄の名言

財はしょせん無くなるもの。
だから財にとらわれずに生きる。
そのためにも損得ではなくて、善悪で判断する。

by 神林照雄

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日はスーパーマーケットチェーン「株式会社カスミ」の創業者
の神林照雄さんの名言を取り上げさせていただきました。

生きるためにはお金は必要。
だからお金の稼ぎ方、使い方、貯め方なんかは、
社会人として一通り学んでおく必要はあります。

しかし、自分の核にお金を置いちゃいけない。
お金のために生きているのではなく、
生きるためのツールとしてお金があるに過ぎません。

神林照雄さんは「損得ではなくて、善悪で判断する」と説いておられますが、
物事の判断基準を損得から卒業するのが、
大人のスタート地点でしょう。

世の中で何が正しいかなど神ではない人間には見定めることでできないかもしれませんが、
それでも自分の価値観に基づいて判断していかなければなりません。
自分が思う善、自分が思う悪。
それを信じて貫くこと。

「損得ではなくて、善悪で判断する」
その生き方が晩年になって自身の誇りになると思うのです。

何が正しくて何が間違っているのか、
自分に自信が持てなくなるときもあるかもしれません。
そしてそんなことは10年後、20年後にしか結果はわからない。
そしてそれも100年後にはひっくりかえるかもしれない。

我々人間にできるのは、今信じるものを選ぶことだけ。
少なくとも、損得ではなく、善悪で判断していけば、
間違ったとしても後悔することはないのではないでしょうか。

神林照雄のプロフィール

神林照雄は、関東地方を拠点に展開するスーパーマーケットチェーン「株式会社カスミ」の創業者。霞百貨店の常務取締役時代の1958年に西武ストアーがセルフサービス方式のスーパーマーケットが開業したのを見て、セルフサービス方式のチェーンストアの時代がくる事を予感。霞百貨店の役員会でチェーンストア化の必要性を説くものの、投資額が巨額であったことから実現するには至らなかった。しかし、社長が金銭スキャンダルで失脚し、新たな社長が外部から招聘されると、神林照雄の意見を取り入れた「株式会社霞ストアー」を設立。実質的な経営は神林照雄が担当することになり、1961年7月に1号店(茨城県石岡市/石岡金丸店)をオープン。1964年9月に霞百貨店が京成電鉄の傘下に入ったのを機会に神林照雄は霞百貨店から離れるものの、霞ストアーの社員から依頼を受けて霞ストアーの事業への関わりは継続。1967年9月に株式会社霞ストアーの代表取締役に就任。1968年10月に「株式会社カスミストアー」に社名変更。昭和40年~50年代にかけて確実に店舗網を拡大していき、1971年5月に完全セルフサービス方式を導入した店舗を開店。その後は、外食産業や家電販売などの多角化経営を行い、1982年12月には東京証券取引所第2部に上場(1984年8月に第1部に指定替え)。1998年12月に多角化していた事業展開を本業の食品スーパー事業への回帰を打ち出し、事業をスリム化。食品スーパー業態の多様化を行うことで、専門的な食品スーパーとしての地位を確立している。

参考文献・出典:Wikipedia(URL)

主な著作

  • 『経営は宗教なり―戦地の生死の狭間で大悟した「命」の哲学』致知出版社 (1995/3/1)
  • 『現代の賢者たち―一筋の道に生きる』致知出版社 (1993/11/1)
  • 『人生の道・経営の道 PHPゼミナール特別講話集』PHP研究所 (1983/1/1)

神林照雄の著作一覧:https://amzn.to/3JlZAki

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