澤田太郎の名言

百貨店の仕事は生活必需品ではなく、
生活に彩りを与えるものを売ること。

by 澤田太郎

『脳疲労ゼロ革命 (プレジデント2022年 7/29号)』より

出典元書籍:https://amzn.to/3JbWs9J

阿部牧歌の「のほほんコラム」

こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は大丸松坂屋百貨店の社長
の澤田太郎さんの名言を取り上げさせていただきました。

私の好きな言葉に『暇と退屈の倫理学』(著:國分功一郎)に出てくる
「人はパンがなければ生きてはいけない。
しかし、パンだけで生きるべきでもない。
私たちはパンだけでなく、バラももとめよう。
生きることはバラで飾られねばならない」という言葉があるのですが、

もちろん、生きる上ではパン(生活必需品)も大事です。
しかし、人生においては薔薇の美しさを楽しむことを忘れてもいけない。

私は妻とスーパーと買い物に行く際、
まず必要なものをカゴにいれます。
そしてその後に「さあ、ここからは薔薇の時間だ」と妻に語りかけます。
生活を彩るデザートやジュースなどを買い込む時間という意味です。

この世界には、大きくわけると
パン(生活必需品)と薔薇(生活を彩る部分)のふたつの分野があります。
そして生きていくためにはどちらも大事。
自分の仕事がどちらを担当しているのか。
ここをしっかりをおさえておくことが大事ではないでしょうか。

澤田太郎さんいわく百貨店は薔薇担当。
人々の生活に彩りを与える分野。
お客さんもそれ(薔薇)を求めてやってくるので、
いかに生活に彩りを与えられるものを提供できるかに価値が出てくる。

「百貨店の仕事は生活必需品ではなく、
生活に彩りを与えるものを売ること」という言葉は、
元々は澤田太郎さんの上司であった森範二さんが
「安売りをしましょう」と提案した部下に諭した言葉だそうですが、
自分の仕事がパンなのか薔薇なのかを
しっかり理解しておけということを教えてくれたのでしょう。

効率的で現実的な人ほど、
薔薇を楽しむ時間を忘れがちです。

そんなときは百貨店などの薔薇を担当しているところにいき、
生活に彩りを与えるという視点で世界を見てみると
また新しい世界がみえるのではないでしょうか。

澤田太郎のプロフィール

澤田 太郎(さわだ たろう/1960年1月17日-)は、神戸市生まれの実業家。第10代大丸松坂屋百貨店代表取締役社長を務める人物であり、日本百貨店協会副会長なども務める。1983年に滋賀大学経済学部を卒業後、大丸に入社。大丸神戸店長、大丸心斎橋店長、J.フロント
リテイリング取締役兼執行役常務経営戦略統括部長などを経て、2020年に大丸松坂屋百貨店代表取締役社長に就任。

参考文献・出典:Wikipedia(URL)

著作権者の皆様へ
  • ※当サイトでは著者の方をはじめ、著作権者の皆様の尊厳や利益を損なわぬよう、著作権者の皆様への敬意を込めたサイト運営を心がけております。しかしながら、いたらない点があり、著作権者の皆様の不利益に繋がるような記述・表記・掲載がございましたら速やかに対応させていただきますので、お手数お掛けしまして恐れ入りますがこちらのメールフォームよりご連絡をいただけますと幸いです。