齋藤孝の名言 第2集
愛することは、自分だけの経験。
ほかのだれかをマネすることはできないんだよ。
by 齋藤孝
『超訳こども「フロムの言葉」 自分から愛せる人になる!』KADOKAWA (2023/2/2)より
出典元書籍:https://amzn.to/428xoJf
阿部牧歌の「のほほんコラム」
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は教育学者の齋藤孝さんの名言を
取り上げさせていただきました。
「愛するということ」の著者で知られるエーリッヒ・フロムさんの思想を
子供用に超訳した書籍を齋藤孝さんが出されるということで購入させていただいたのですが、
一番心に響いたのが上記の「愛することは、自分だけの経験。ほかのだれかをマネすることはできないんだよ」でした。
愛とはなにかという問いに多くの哲学者が自身の考えを述べていますが、
私は相手の中に愛すべきものを見いだす力だと思っています。
コミュニケーションの書籍などでよく解説される図式に、
相手の言葉、自分の言葉、相手の心、自分の心という4つの項目がでてくるのですが、
相手の言葉と自分の言葉、自分の心という3つは、事実として自分で把握することのできるものです。
コミュニケーションが難しく、難解なものになる原因は見えない「相手の心」です。
相手の心は推し量ることしかできません。
この相手の心を善としてとらえることが愛だと私は思うのです。
簡単にいうと、言葉としてはぶっきらぼうなことを言っているけど、
心の中では私のことを思ってくれているんだろうなという、相手の心への信頼。
そして、相手も同様に自分の心の信頼してくれている。
この状態が愛し合っている状態ではないかなと。
そしてこの互いの心を信頼するためには、
日々の行動が大事です。
騙さない、嘘をつかない、優しい言葉をかけるなどなど。
その行動は無限にあるでしょうが、
それは誰かの真似やテンプレートでできるものではありません。
自分の本音の心から出た愛ある行動だけが
相手に愛ある行動だと認識してもらえるのです。
愛とは幼い頃に、親から無償の愛として注ぎ込まれるもの。
それを多くの人間は感覚で知っています。
なのできっと誰かを愛せるはずです。
そして、その方法は無限にある。誰かの真似をする必要もないし、
何か決まっているわけでもない。
自分の愛の心に従って行う行動はすべて、愛に基づく行動です。
一度でも、一回でも愛してもらったことのある人は、
愛とは何か、本当は知っているのではないでしょうか。
自分の思う愛を周りの人に与えていってください。
きっとそれは自分の人生を彩ってくれるものになるでしょう。