エマニュエル・レヴィナスのプロフィール
エマニュエル・レヴィナス(Emmanuel Levinas/1906年1月12日-1995年12月25日/男性)は、フランスの哲学者、教授、教師(出身はリトアニアのカウナス)。現象学や実存主義、ユダヤ思想を背景にした独自の倫理学思想を展開した事で知られる人物であり、ポワティエ大学やパリ大学、フリブール大学で教鞭を執っている。レヴィナスの思想はオーストリアの数学者・哲学者「エトムント・フッサール」の現象学とドイツの哲学者「マルティン・ハイデッガー」の『存在と時間』から出発しており、『実存から実存者へ』を経て、非暴力的な存在論の構築を目指して『全体性と無限』を著す。その後、哲学者「ジャック・デリダ」の批判を受けて自身の理論を構築し直し、『存在するとは別の仕方であるいは存在することの彼方へ』を発表。また、タルムードの研究などでも知られている。
Created April 15, 2018
主な著書
- 『存在の彼方ヘ』講談社(訳:合田正人)
- 『困難な自由:ユダヤ教についての試論』国文社(訳:内田樹)
- 『実存から実存者へ』筑摩書房(訳:西谷修)
- 『諸国民の時に』法政大学出版局(訳:合田正人)
- 『倫理と無限:フィリップ・ネモとの対話』筑摩書房(訳:西山雄二)
- 『時間と他者』法政大学出版局(訳:原田佳彦)
- 『他者のユマニスム』書肆風の薔薇(訳:小林康夫)
- 『観念に到来する神について』国文社(訳:内田樹)
- 『他性と超越』法政大学出版局(訳:合田正人,松丸和弘)
- 『聖句の彼方:タルムード──読解と講演』法政大学出版局(訳:合田正人)
- 『フッサールとハイデガー』せりか書房(訳:丸山静)
エマニュエル・レヴィナスの名言集
未分類
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人は呼吸するために呼吸し
飲食するために飲食し
散歩するために散歩する。これらは生きるためではない。
そのいっさいが生きることである。抜粋・略
信仰とは
神が存在するか否かという
問題ではない。見返りのない愛に
価値を見出せるかどうかだ。意訳・要約
私たちは食べるために
生きているのではありませんが
生きるために食べている
とも言いません。私たちはお腹が減るから
食べているだけです。欲望のさらに後ろに
意図はないのです。意訳・要約