ウィリアム・モリスのプロフィール
ウィリアム・モリス(William Morris/1834年3月24日-1896年10月3日/男性)は、19世紀に活躍したイギリスの小説家、詩人、デザイナー、思想家。様々なジャンルで活躍し「ファンタジー」の創始者として知られる他、「モダンデザインの父」とも称されている人物。機関紙「コモンウィール」の創刊者。モリス商会(Morris & Co.)を設立し、中世を意識したインテリア製品や美しい書籍を数多く生み出し、生活と芸術を一致させようとする彼の思想や実践(アーツ・アンド・クラフツ運動)は、各国に大きな影響を与え、20世紀のモダンデザインの源流にもなったと言われている。その自然をモチーフにした繊細で美しい図柄、パターンは、現在でも多くの人に愛されている。また、生活を芸術化するためには、社会を根本的に変えることが必要だと考えたモリスは、マルクス主義を熱烈に信奉しており、社会主義同盟なども結成していた。そのほかにも架空の中世的世界を舞台にした『世界のかなたの森』など多くのロマンスを創作し、モダン・ファンタジーの父と目されている。
Created May 12, 2018
主な著作
- 『ユートピアだより』岩波書店(訳:川端康雄)
- 『世界のはての泉(上・下)』晶文社(訳:川端康雄,兼松誠一)
- 『社会主義:その成長と帰結』晶文社(E・B・バックスとの共著/監修:大内 秀明/監訳:川端康雄)
- 『理想の書物』筑摩書房(編集:ウィリアム・S. ピータースン/訳:川端康雄)
- 『地上の楽園:春から夏へ』音羽書房鶴見書店(訳:森松健介)
- 『地上の楽園:秋から冬へ』音羽書房鶴見書店(訳:森松健介)
- 『サンダリング・フラッド:若き戦士のロマンス』平凡社(訳:中桐雅夫)
- 『アイスランドへの旅』晶文社(訳:大塚光子)
- 『世界のかなたの森』晶文社(訳:小野二郎)
- 『民衆の芸術』岩波書店(訳:中橋一夫)
- 『輝く平原の物語』晶文社(訳:小野悦子)
- 『ジョン・ボールの夢』晶文社(訳:横山千晶)
- 『不思議なみずうみの島々』晶文社(訳:斎藤兆史)
ウィリアム・モリスの名言集
未分類
参考文献・出典元が特定できていない言葉です(旧サイトで公開していた分を含みます)。詳細がわかりしだい追記・分類します。
人生の中で
最高に幸せであることは
人のために役に立つことと
規則正しく仕事をすることである。抜粋・略
仕事そのものに
喜びを感じないのであれば
その仕事は為す価値がない。抜粋・略
役に立たないものや
美しいとは思わないものを
家に置いてはならない。抜粋・略
わたしは役に立たないものを
美しいと思わない。抜粋・略
組織する立場の人を選ぶとき
技術と人格によって
選ばねばならない。間違っても
たまたま名家の息子だったから
という理由で選んではならない。抜粋・略
幸福の秘密は
日常生活の細部に
関心を持つことです。意訳・要約
過去は死ぬことはありません。
私たちの中に住んでいて
私たちを助けてくれます。意訳・要約
美しくないことをするための
言い訳など存在しません。意訳・要約
シンプルさは
洗練の土台です。意訳・要約
労働の報酬は人生です。
それで足りないの?意訳・要約