宮野公樹のプロフィール
宮野公樹(みやの なおき/1973年-/男性)は、石川県出身の大学准教授、著述家。京都大学学際融合教育研究推進センター准教授を務める人物であり、学問論、大学論、科学技術政策を専門とする。立命館大学大学院博士後期課程を修了。大学院在籍中、カナダMcMaster大学にて訪問研究生として滞在。立命館大学理工学部研究員、九州大学応用力学研究所助手、京都大学ナノメディシン融合教育ユニット特任講師、京都大学産官学連携本部特定研究員を経て、2011年より現職。その間、総長学事補佐、文部科学省研究振興局基礎基盤研究課参事官付学術調査官を兼任。研究・イノベーション学会理事(非常任)、日本触覚学会特別顧問。受賞歴:南部陽一郎研究奨励賞、日本金属学会論文賞、日本金属学会若手論文賞、他多数。
Created November 28, 2020
主な著書
- 『学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術』化学同人
- 『学問からの手紙:時代に流されない思考 (入門!ガクモン 人気大学教授の熱烈特別講義)』小学館
- 『学生・研究者のための伝わる! 学会ポスターのデザイン術』化学同人
- 『研究を深める5つの問い 「科学」の転換期における研究者思考』講談社
- 『研究発表のためのスライドデザイン』講談社
宮野公樹の名言集
『学問からの手紙:時代に流されない思考 (入門!ガクモン 人気大学教授の熱烈特別講義)』小学館より
結局のところ、
幸せとはいずれ死ぬ人間にとって
自分の生を納得して生きる以外になく幸せとは自分という「存在」について
考え深めることなのです。抜粋・略
結局のところ
いずれ死ぬ人間にとってもっとも重要なのは「生」
そしてその裏返しとしての「死」を考えることにつきます。何についてもどう考えても
考え詰めるとここに達してしまうんです。抜粋・略
語りえぬものについては
沈黙しなければならない。(by ウィトゲンシュタイン)
抜粋・略
一秒ごとに新しい世界が
すべての人に平等に訪れます。抜粋・略
大事なのはまだ誰も見ていないものを
見ることではなく誰もが見ていることについて
誰も考えたことのないことを考えること。抜粋・略
壮大な知識の総体の側から見れば
我々人間が知っていることなど塵に等しい。抜粋・略
あるのは”意見”であり
“真実”ではない。抜粋・略
学問とはあらゆる事象の
根源・由来から押さえて、その真理を知る事。(by 西周・百学連環)
抜粋・略
たかだか数十年、
自分の人生を生きなくてどうしますか。
幸せとは自分を生きることに尽きるのです。抜粋・略
科学は世界を見る一つの見方であって
それはたかだか数百年前に本格化した
まだまだ新しいものです。抜粋・略
結局のところ
自分を知るとは
自分を無くすということに尽きます。抜粋・略
勉強では答えのある問題を解くが
学問では答えがない問題を生む。抜粋・略
学者とは、この世を生きながら
この世ならざることを考える矛盾
その狭間で正しく苦しむ者に他ならない。抜粋・略
学問とは、現実または常識を
真正面から自覚する精神から生まれるのであって現実から離れているのは
学問でもなんでもありません。抜粋・略
なぜ人はかくも分類したがるのか。
分類すれば果たして
理解したことになるのだろうか。抜粋・略
改めて言うまでもなく
興味・関心の中身に優劣はありません。
そもそも優劣など付けようがない。抜粋・略
自身が信じることであれば
自身が責任をとればよろしい。抜粋・略
企業は給料という形で労働に対価を払う。
大学はその逆。
院生はお金を払って学びに来ている。では得るものは何か?
知識は本を読めばわかること。
技能は積めばいいこと。
つまるところ、自己の成長しかないだろう。抜粋・略
自分は安全な場所にいながら
リスクを恐れるなというアドバイスをする人間を
誰も信用しません。抜粋・略
一生懸命だと知恵が出る。
中途半端だと愚痴が出る。
いい加減だと言い訳が出る。(by 武田信玄)
抜粋・略
根本を押さえるからこそ
社会がどう流れようがそれを捉えることができ
そこに存在価値が生まれるわけです。抜粋・略
入口は各自の専門でも
学問観が共通するなら必ず対話できるんですよ。抜粋・略
人のせいにできることは何一つない。
だから不平・不満を言うのはおかしい。
一体あなたは誰の人生を送っているのか。
自分でしょ。抜粋・略
あなたはあなた。
自分は自分なんだから
自分で決めたらいいだけでしょう。一言で言うと嫌だったらやめろということです。
だから不平・不満はつまらない。抜粋・略
本音を出すのは辛いことでもあります。
自分の意見をはっきり言ったら
当然ながら反対意見も出てきますしね。でも、むしろそういう意見を聞くために
対話をやっているので。抜粋・略
なにもかもが桜に見える。
そして自分も桜なのだと。抜粋・略