ローレンス・オリヴィエのプロフィール
ローレンス・オリヴィエ(Laurence Kerr Olivier/1907年5月22日-1989年7月11日/男性)は、20世紀の名優と称されるイギリスの俳優、映画監督。シェイクスピア作品を数多く演じ、シェイクスピア俳優としても著名。愛称はラリー(Larry)。サリー州ドーキング生まれ。3歳の時にロンドンへ移り、9歳の頃からオール・セインツ教会聖歌隊に所属。1924年にセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマに入学し、翌年にヒポドローム劇場で『幽霊列車』で初舞台を踏む。1926年に劇団バーミンガム・レパートリー・シアターの巡業に参加し、そのまま同劇団と契約。古典劇から新作劇まで数々の舞台をこなし経験を重ね、1930年に『The Temporary Widow』で映画デビュー。ブロードウェイへ進出を経て、ハリウッドでも映画3作に出演。1933年にイギリスへ戻り、同年にシェイクスピア劇で有名なオールド・ヴィック・シアターに加わり、『ハムレット』や『十二夜』などの舞台で高い評価を獲得。その後、海軍に志願し航空隊のパイロットとして海軍に在籍。海軍在籍中の1943年には国威発揚映画『The Demi-Paradise』や『ヘンリィ五世』の監督・主演も務めた。1947年にナイト位を授けられ、同年に監督・主演した映画『ハムレット』でアカデミー作品賞、主演男優賞を受賞。名実共にイギリスを代表する名優となる。
Created 19 January 2017 / Modified 28 January 2017
主な出演作品
- 『嵐が丘』(1939年) 初のアメリカ映画出演作
- 『レベッカ』(1940年)
- 『美女ありき』(1941年)
- 『ヘンリィ五世』(1944年)
- 『ハムレット』(1948年) アカデミー主演男優賞,ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞
- 『リチャード三世』(1955年)英国アカデミー賞最優秀英国男優賞,ゴールデングローブ賞英語外国映画賞,ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。
- 『スパルタカス』(1960年)
- 『素晴らしき戦争』(1969年) 英国アカデミー賞助演男優賞受賞
- 『探偵スルース』(1972年)ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞受賞
- 『マラソンマン』(1976年)ゴールデングローブ賞助演男優賞受賞
- 『ブラジルから来た少年』(1978年)
- 『タイタンの戦い』(1981年)
主な著書
- 『一俳優の告白:ローレンス・オリヴィエ自伝』文藝春秋(訳:小田島雄志)
- 『演技について』早川書房(訳:倉橋健・甲斐万里江)
ローレンス・オリヴィエの名言集
完璧な人間になる必要なんてないんだ。
自分ができる精一杯をやりきればいい。
そうすれば素晴らしい結果がついてくるはずさ。「地球の名言」オリジナル意訳・要約
人生はシンプルでいいんだよ。
ただ目をしっかりと見開いて生きていけばいい。「地球の名言」オリジナル意訳・要約
わたしは詩人というのは労働者だと思う。
シェイクスピアだって労働者だ。
そして神だって労働者だ。俳優という職業が労働者よりも優れている
なんて思ったことは一度もない。
わたしも勤勉に働く労働者なんだから。「地球の名言」オリジナル意訳・要約