アランのプロフィール
アラン(Alain/1868年3月3日-1951年6月2日/男性)は、フランス・ノルマンディー出身の哲学者、著述家、評論家、モラリスト。アランというのはペンネームであり、本名は「エミール=オーギュスト・シャルティエ」(Emile-Auguste Chartier)。フランスの高等師範学校「エコール・ノルマル・シュペリウール」を卒業後、フランスの後期中等教育機関「リセ」(日本の高等学校に相当)の教師となる。偉大な哲学者達の思想と独自の思想を組み合わせた哲学講義で評判となり、彼の教え子達の中からは女流哲学者「シモーヌ・ヴェイユ」などをはじめとした哲学者を多く輩出。また、リセの教師時代にアラン名義で「デペーシュ・ド・ルーアン (Depeche de Rouen)」紙にコラムを寄稿し始め、教職を退職した後も亡くなるまで執筆活動を続けた。
Created February 26, 2021
主な著書
- 『精神と情念に関する81章(1917年)』
- 『諸芸術の体系(1920年)』
- 『裁かれた戦争(1921年)』
- 『人間論(1927年)』
- 『幸福論(1928年)』
- 『定義集(遺稿)』
アランの名言集
未分類
参考文献・出典元が特定できていない言葉です(旧サイトで公開していた分を含みます)。詳細がわかりしだい追記・分類します。
われわれは、
現在だけを耐え忍べばよい。過去にも未来にも
苦しむ必要はない。過去はもう存在しないし、
未来はまだ
存在していないのだから。抜粋・略
論戦に勝つことで、
何らかの真理が樹立された例は、
いまだかつて無い。そんなことを信じているのは、
子供だけだ。抜粋・略
つまらぬ本を百冊読むよりは、
優れた本を百回読む方が、
はるかにためになる。抜粋・略
子供を育てると同時に、
自分たち自らを
進歩させないならば、親は子供を立派に
育てることは出来ない。抜粋・略
男は建設すべきものや、
破壊すべきものが
無くなってしまうと、不幸を感じる
生き物である。抜粋・略
最も深い思想の人たちは、
自分にとってよいものを
他人の考えから採取し、それをいっそう
前進させる。抜粋・略
いわゆる金儲けの上手な人は、
無一文になったときでも、
自分という財産をまだ持っている。抜粋・略
人間には自分自身以外に、
敵はほとんど
いないものである。最大の敵はつねに
自分自身である。判断を誤ったり、
無駄な心配をしたり、
絶望したり、意気消沈するような言葉を、
自分に聞かせたりすることによって、
最大の敵となるのだ。抜粋・略
幸福な人は、
幸福だから
笑っているわけではない。笑っているから、
幸福になるのだ。抜粋・略
悲しみというのは病気。
だからあれこれ
理屈なんて考えずに、病気として
がまんしてればいい。抜粋・略
悲しみはいつも、
自分の足元にあるかもしれない。だけど、目の前にある
わけではないのだ。抜粋・略
哲学者というのは
あらゆる機会に最も適切で最もひとを
元気づける
言説を選ぶ者だ。抜粋・略
人がいらだったり
不機嫌だったりするのはしばしばあまりに長く
立ち通しだったせいである。そんなときは
その人の不機嫌に対してあれこれ理屈を
こねるのではなく
椅子を差し出してやるがいい。抜粋・略
幸福になりたいと思ったら
そのために
努力しなければならない。無関心な傍観者の
態度を決め込んでただ扉を開いて
幸福が入ってくるように
しているだけでは入ってくるのは
悲しみでしかない。抜粋・略
喜びは行動とともに
やってくる。抜粋・略
怒りと絶望は
まず第一に克服しなければ
ならない敵である。希望をもたねばならない。
そして微笑まねばならない。
そうしながら、
仕事しなければならない。抜粋・略
ひとはおのおの
自分の気分を
開墾する必要がある。ほんとうの人間は
自己を揺り動かして
未来をつくり出すのである。抜粋・略
いらいら
しないように。われわれに与えられた
人生のこの瞬間を
台無しにしないように。抜粋・略