松本幸四郎 (10代目)のプロフィール
松本幸四郎(まつもと こうしろう/1973年1月8日-/男性)は、東京都出身の歌舞伎役者。歌舞伎名跡「松本幸四郎」の当代。日本舞踊松本流の三世家元としての名取名は松本 錦升(まつもと きんしょう)。本名は藤間 照薫(ふじま てるまさ)。豊かな演技力で古典から復活狂言、新作歌舞伎まで挑戦し、二枚目から実悪、色悪、女方までつとめる。また、父と同じ、万能型であり『アマデウス』や劇団☆新感線の舞台など、歌舞伎以外の演劇でも幅広い活躍を見せ、テレビ俳優としても知られる人物。
Created June 28, 2021
松本幸四郎の名言集
『「人類の歴史 」1年後、こう変わる/経済大爆発時代の幕開け/株価、家計、働き方、ワクチン、政治 (プレジデント2021年 6/18号) 』プレジデント社より
一人一人の努力の裏に
何千、何万もの人々の
エネルギーが結集するのが
オリンピックの世界。抜粋・略
今でこそ「伝統芸能」
と呼ばれる歌舞伎ですが
考えてみれば何百年という歴史のなかで疫病も災害も幕府の妨害も
すべて経験済み。そもそもが出雲の阿国という
女性から始まった芸が
「女性はならぬ」という規制で
「ならば男性が」と存続してきたのが
歌舞伎です。だから本来なんでもありなんです。
苦節のたびに大衆のみなさまの
ご声援で復活してきた初心を忘れず
使えるものは何でも使い
新しい時代に合った芸の姿に
挑戦していきたいですね。抜粋・略
今はひたすら一日一日を
必死に積み重ねていくので精一杯。
明日、どうなっているかもわかりません。抜粋・略
もし明日、世界が滅びるとしても
一日一日を積み重ねていこう。抜粋・略
未分類
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先人の作り上げたものは
確かに素晴らしい。でもその伝統を超えて
さらに進化させてみたい。抜粋・略
積み重ねによって、
明日が見えてくる。抜粋・略
今でさえうまく演じられないと悔しいし、
目標や理想として掲げていることと、
自分の実力とにギャップがありすぎて
落ち込むこともあります。でも、それもひとえに、
歌舞伎が好きだからこそ
生じる悩みなんだと思っています。抜粋・略
やらなくてもいいけれど、
やれと言われたらできなきゃいけない。
役者の根本です。抜粋・略
歌舞伎の世界で育った人間って、
自分が親の年齢になった時には、
自分も親のようになっているだろう
って思ってしまうことがある。そんなわけはないし、
そうであってはいけないとも思う。抜粋・略
「不安」がエネルギーになっている気がします。
「不満」かもしれないですが(笑)。「完璧にできた!」と思ったら
もうやる必要もないし、
興味も失せると思います。でも、舞台に立ち続けるのは、
目標や理想になかなか到達できない
自分の実力への不満や、
もしかしたらいつかお客さんに、
受け入れられなくなってしまうんじゃないか
という不安があるから。抜粋・略
たまに、父の台本をこっそり見るんです。
するとものすごい書き込みがあって。元来はとても感覚的な人なのに、
芝居一つひとつを緻密に計算し、
それをこと細かく書き込んであるんです。それを見るだけで本当にすごい役者だと思います。
まさに、その台本に父の生きざまがある。それだけの努力をしているからこそ、
これだけの役者として
圧倒的な存在感を放っているわけです。そこまで自分が行けるかどうか。
また、そこまでの努力をしているだろうか。たぶんそんなことを確かめたくて時折、
台本をのぞくのだと思います。抜粋・略