田中優子のプロフィール
田中優子(たなか ゆうこ/1952年1月30日-/女性)は、法政大学総長を務める江戸文化研究者、エッセイスト。神奈川県横浜市出身。1974年法政大学文学部日本文学科を卒業後、同大学院人文科学研究科に進む。その後、法政大学第一教養部専任講師・助教授・教授を経て、社会学部教授に就任。1986年に初の単著『江戸の想像力』を出版し、芸術選奨文部大臣新人賞受賞。同書はそれまで「暗く陰惨な時代」と思われていた江戸時代を明るく捉える「江戸ブーム」の一翼を担い、以降も江戸時代の社会・文化などを紹介する著書を多数発表。2005年に紫綬褒章を受勲。2014年に法政大学社会学部長を経て、法政大学総長に就任。その他にもオックスフォード大学在外研究員、法政大学国際日本学インスティテュート教授、サントリー芸術財団理事などを歴任。
Created November 27, 2021
主な著書
- 『芸者と遊び 日本的サロン文化の盛衰』KADOKAWA (2016/12/22)
- 『遊廓と日本人』講談社 (2021/10/20)
- 『張形と江戸女』筑摩書房 (2013/5/8)
- 『江戸から見ると』青土社 (2020/10/22)
- 『江戸の想像力―18世紀のメディアと表徴』筑摩書房 (1992/6/1)
- 『江戸とアバター 私たちの内なるダイバーシティ』朝日新聞出版 (2020/3/13)
- 『日本問答』岩波書店 (2017/11/22)
- 『春画のからくり』筑摩書房 (2009/4/8)
- 『苦海・浄土・日本 石牟礼道子 もだえ神の精神』集英社 (2020/10/16)
- 『江戸百夢 近世図像学の楽しみ』筑摩書房 (2010/5/10)
- 『グローバリゼーションの中の江戸』岩波書店 (2012/6/21)
- 『布のちから 江戸から現在へ』朝日新聞出版 (2020/4/7)
- 『世渡り万の知慧袋 江戸のビジネス書が教える仕事の基本』集英社 (2015/8/20)
- 『江戸の恋 ―「粋」と「艶気」に生きる』集英社 (2002/4/17)
- 『世渡り 万の智慧袋』集英社 (2012/4/5)
- 『最後の文人 石川淳の世界』集英社 (2021/4/16)
- 『そろそろ「社会運動」の話をしよう【改訂新版】――自分ゴトとして考え、行動する。社会を変えるための実践論』明石書店; 改訂新版 (2019/3/30)
田中優子の名言集
『月刊PHP 2021年12月号』PHP研究所 (2021/11/10)より
私たちは現実を見ている
と思っているけれど
実はその現実の向こう側に
たくさんの歴史的な軸でつくられた
別の現実がある。一人の人間の中には
何人もの歴史的な人物の
面影が存在していて
それがすべてつながっているというのが江戸の人たちの
人間観であるというのです。抜粋・略
将来どうなるかわからないが
自分がどうしてもやりたいことがあるなら
その近くにいなさい。
(父の言葉)抜粋・略
重要なことであればあるほど
人には相談せずに自分で決める。
そうしないと
自分の人生の責任を
人のせいにしてしまいますから。抜粋・略
人が救われて幸せにならなければ
経済とは言えないのです。抜粋・略
『世渡り万の知慧袋』集英社より
ごみの中にこそ
チャンスがある。人が振り返らないものの中に
自分だけの好機がある。抜粋・略
最大限の力を
出し切ろうとする人だけを周囲は信用するし
手を貸そうとする。抜粋・略
絶対にしてはならないのが
「騙すこと」である。それは逮捕されたり
評判が落ちたり
するからではなく自分自身の精神を
壊してゆくからである。抜粋・略
『未来のための江戸学:この国のカタチをどう作るのか』小学館より
近代日本人は
勝ち負けを考えることに
力を注ぐようになった。働くことを賃金でしか
判断できなくなりモノの価値を値段でしか
理解できなくなった。自らが行った行為が
必ず自らに戻ってくる
という感覚を失ったとき目の前の富のためなら
文化も自然も破壊することを
いとわなくなる。抜粋・略
阿部牧歌(管理人)のおすすめ名言&のほほんコラム
こんにちは阿部牧歌です(*’ω’*)
今日は江戸文化研究者の田中優子さんの名言を
特集させていただきました。
私が田中優子さんの言葉で一番心に響いたのが↓こちら↓
自分がどうしてもやりたいことがあるなら
その近くにいなさい。
抜粋・略
「好きなこと」というのは
人生の楽しみであり、
生きがいであり、
軸になります。
生活のために
この「好きなこと」を
手放してはいけません。
アメリカの俳優・コメディアンの
ジョージ・バーンズさんは
こんな言葉を残されています。
自分が好きなことで失敗するほうが、
嫌いなことで成功するよりも、
幸せではないだろうか。
抜粋・略
今の時代、
好きなことを本業にできなくても
副業にすることだって
週末に楽しむことだってできます。
「好きなこと」を
ガマンするのではなく
いかに生活に組み込むか
これが楽しく生きるためには
必要な思考ではないでしょうか。
ではまた(●´ω`●)
「地球の名言」管理人 阿部牧歌